[提供終了] MacBook で気持ちよく 電子書籍を執筆するための本
書籍紹介

2023年夏に Amazon での販売を停止しました。
紹介文
本書は「 MacBook で気持ちよく電子書籍を執筆するための本 」です。
具体的には MacBook + VS Code + Markdown + Pandoc
- を用いて、没頭できる執筆の方法に焦点を当ててそのノウハウを解説しています。
「執筆方法と、その環境を整える方法」に焦点を絞っているため、解説していないことも多いです。
たとえば、ワープロソフトは使用しません。
また、表紙の作り方や電子書籍の販売方法なども解説していません。
そして、特殊な執筆方法であるために、柔軟性を犠牲にしている点もあります。
「できること、できないこと」をまとめると次となります。
■ できる、対応していること
- リフロー型の原稿を作成できる
- 横書きの原稿を作成できる
- 電子書籍出版用の EPUB ファイルを作成できる
- macOS での執筆のみを想定
■ できない、対応していないこと
- フィックス型の原稿には対応しない
- 縦書きの原稿には対応しない
- 凝ったレイアウトや表現はできない
- ワープロソフトは使用しない
- 表紙の制作については解説しない
- Amazon Kindle Direct Publishing の操作や登録方法は解説しない
- macOS 以外には対応しない
できることを絞ることはメリットが多いです。
-
書式設定が簡略化されている
-
目次などが自動生成できる
→ つまり、原稿の面倒な部分を簡略化できる -
原稿を、複数ファイルにわけて管理できる
-
原稿をバックアップできる
→ つまり、原稿を管理しやすくなる
などです。
この2つのメリットにより、より執筆に集中でき、より執筆に使える時間を増やすことに主眼をおいています。
なお、 MacBook + VS Code + Markdown + Pandoc
など、聞き慣れない単語は難しく感じると思います。
できるだけ、本書はノンプログラマの方にも活用してほしく、「丁寧 かつ わかりやすく」を心がけました。
また、そのため詳細な説明や、より高度な機能についての説明は行っていない部分があります。
本書を入り口として、質の高い電子書籍を手掛けてください。
目次
- はじめに
- 電子書籍出版までのフロー
- 執筆で利用するソフトウェアをインストールする
- 「執筆スタートセット」を用意する
- 原稿を執筆する
- VS Code を使いこなす
- 終わりに
- 付録:執筆 Markdown チートシート
- 付録:用語集
「執筆スタートセット」のダウンロード
次よりダウンロードしてください。
提供を終了しました。
EPUB ファイル変換 Command について
ダブルクリック実行できる Command ファイルを同梱しております。
macOS では、インターネットからダウンロードした一部ファイルを実行する際にセキュリティのチェックが行われます。
当執筆スタートセットでは、 電子書籍ファイルを生成する.command
がセキュリティチェックの対象となります。
初回実行時、 開発元が未確認のため開けません。 ダイアログが表示されます。
これを回避するために、 「右クリック > 開く」 と遷移し、ダイアログの「開く」を選択してください。
続けて ファイル“電子書籍ファイルを生成する.command”は、適切なアクセス権限がないために実行できません。 ダイアログが表示されます。
こちらの回避位方法は「コマンド操作によって実行できるようにする」です。
macOS の ターミナル.app
を起動し chmod u+x
と入力します。
末尾にスペースをひとつ開けてください。
続けて 電子書籍ファイルを生成する.command
を ターミナル.app
ドラッグ&ドロップします。
すると、次のようにファイルの場所が自動で入ります。
1chmod u+x '/Users/[user]/Downloads/執筆スタートセット_for_macOS/電子書 籍ファイルを生成する.command'
このような状態で Enter を押下すると変更が行われ、ダブルクリック実行ができるようになります。
なお、執筆スタートセット/script/build_epub.sh
が変換処理の本体です。
ターミナル操作が可能な方はこのファイルをシェルで直接実行ができます。