[人生] 持続可能な『供給型の夢』を追求する
夢、希望、目標
2020年、いろいろ制約が大きく、気持ちが落ち込みやすい状況といえます。
こんなときだからこそ、夢や希望を持つことには大きな意味があります。
私も先日、「この状況が良くなったら、みんなで海外へ旅行しよう」と声をかけてもらいました。
それだけのことですが、「あれもしたい」「これもしたい」と思いが広がり、ワクワクした気持ちを楽しむことができました。
夢を掲げることは、それだけで視線を上向きにしてくれますね。
「夢」は、個人的なものではありますが、 『供給型の夢』を中心にすることで夢の追求を持続化 させることができる、という考え方があります。
それはつまり「長い期間、幸せを感じられる」ということでもあります。
夢をカテゴライズする
賭ケグルイの河本ほむらさんは、自身の考えを 『2つの夢を叶える方法』 で明かしています。
本書では、「夢」を次の 2 種類にカテゴライズしています。
たとえば。
「おいしいケーキを食べて回りたい」というのは『消費型の夢』、
「おいしいケーキを作ることで生計を立てたい」というのは『供給型の夢』、
という分類です。
まとめると、次のようになります。
消費型の夢
消費による自己実現
原資が必要
供給型の夢
誰かに提供することによる自己実現
技術などが必要
『消費型の夢』 の追求は限界がある
「夢」として挙がるもののほとんどは『消費型の夢』と言えそうです。
また、実行しやすいのも『消費型の夢』です。
しかしながら、原資を消費するという性質から、 『消費型の夢』を追求し続けることには自ずと限界 があります。
「おいしいケーキを食べる」ためには、ケーキを購入するためのお金が必要です。
さらに「食べ歩きする」となると、ケーキ代のほかに、移動するための交通費もかさみますし、時間だってかかります。
つまり、追求するほど原資もかさむ、というのが 『消費型の夢』です。
究極「最高においしいケーキを楽しむ」ために「平日は好きでもない仕事を頑張ってこなさなす」ようになり、気がつくと「それほど好きなことができていない」という状況になりかねません。
これでは本末転倒です。
『供給型の夢』 の追求は持続可能性が高い
『消費型の夢』 に対し 『供給型の夢』 は、 価値の源泉となりうる ことが大きく相違しています。
しかしながら、技術や試行錯誤が必要であるため、敷居の上がる傾向があります。
たとえば、「おいしいケーキを作ることで生計を立てたい」という場合、ケーキを作るための原資が必要ですし、試行錯誤するための時間的コストも必要です。
しかし、運良く人気が出れば 夢の追求を通して、さらに継続、拡大していくことが実現 します。
これは「消費するだけ」では大変むずかしいことです。
また、「それほど儲からなかった」としても 「好きなケーキ作りをしている時点で幸せ」 であるため、それすらも「夢を追求するためのプロセス」として味わっていると言えます。
『供給型の夢』は原資を拡充しながら、追求する喜びも持続できる、夢を持続、拡大していくことが容易な性質であると言えます。
ですから、『供給型の夢』をベースに据えることで、夢の追求のサイクルを回していくスタイルを設計できそうです。
『消費』 を 『供給』 に転換する裏ワザ
- 海外でグルメやファッションを楽しむ
- ニューモデルのガジェットを揃える
- コミックやゲームを収集する
- 自宅を理想的に DIY する
など、「夢」として挙がるるものは『消費型の夢』が多い、というのが現実だと思います。
しかしながら、日本全体ではみると賃金が減少傾向にあります。
そのため消費、つまり お金をつかうことでしか幸せを感じられない人は、厳しい状況になる と予想できます。
その対策のひとつとして考えらるのが 『消費』 を 『供給』 に転換する という裏ワザです。
『消費型の夢』も、追求すれば、こだわりや知見が蓄積されていきます。
これをコンテンツ化することで、『消費』 を 『供給』 にリンクさせていくのです。
それには、ただ「良かった」「楽しかった」だけではなくて、「どういった理由で優れているのか」など、独自の視点を加味することがマストです。
ただし、独自の視点を加味すること自体が難易度高いため、まずはアウトプットを意識し、 アウトプット前提で消費するスタイルに切り替え ることが第一歩だと思います。